<新型コロナ>ワクチン486回分を廃棄 停電の影響…埼玉・川越の4医療機関、適切な冷蔵確認できず
2021/07/30/00:00
川越市は、28日に発生した停電の影響で新型コロナウイルスワクチンが適切に冷蔵されていたか確認できなかったとして、市内4医療機関で計486回分を廃棄したと29日発表した。すでに接種予約を終えている市民に影響はないとしている。
新型コロナウイルスワクチン接種対策室によると、ワクチン用の低温冷凍庫を設置している3医療機関は非常用発電機を使用するなどして影響はなかった。ワクチンを保管する市西部の10医療機関でも停電が確認され、このうち6医療機関は保冷剤を使用し、冷蔵状態を維持するなど対応していた。
同対策室は「夜間に停電を確認した際、医療機関とどう連絡を取るかなどについて対策を図る必要がある」と話している。