「あの花」放送から10年、秩父鉄道が記念企画 めんまヘッドマークSL、キャラ衣装の客らが満喫
2021/08/02/00:00
秩父が舞台地のアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(あの花)の放送10周年を記念し、秩父鉄道(本社・熊谷市)は1日、蒸気機関車「SLあの花10周年アニバーサリー号」を熊谷~三峰口駅間で運行。同作の人気キャラクター「本間芽衣子」(通称めんま)を描いた特別ヘッドマークを掲出して運転し、ファンや乗車客を楽しませた。
あの花は、疎遠になっていた幼なじみの少年少女6人が再び心を通わせる物語。2011年にテレビ放映され、幅広い世代から人気を呼んだ。現在も舞台となった秩父には「聖地巡礼」と称して多くのファンが足を運んでいる。
午前10時10分熊谷駅発のSLパレオエクスプレスがアニバーサリー号として運行。アニメキャラクターの衣装を身に着けた乗車客らが、片道計約2時間40分のゆっくりとした汽車旅を満喫した。都内から家族で訪れた男性(47)は「明日から埼玉も緊急事態宣言に入るので、今日一日は子どもを楽しませたい」と話していた。
秩父鉄道は29日まで、あの花を含む秩父アニメ3部作のキャラクターをラッピングした列車「超平和バスターズトレイン」を固定時刻で運行している。