<新型コロナ>クラスター発生…埼玉1053人感染、BBQ客も 塾や保育園拡大 ワクチン接種した人感染
埼玉県などは3日、新たに1053人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの感染者数としては7月31日の1036人を上回り過去最多を更新した。新規感染者の内訳は県発表が677人、さいたま市211人、川口市80人、川越市35人、越谷市50人。
これまでに確認された感染者は5万9655人(チャーター便帰国者含む)、死者は851人(3日午後6時現在)。
3日午後9時時点の重症者は56人、感染者の入院は989人、宿泊療養604人、自宅療養5484人。退院・療養終了は4万9140人。
県によると、県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女606人。会食では10人以上で会食した1人を含む29人、バーベキューでは2人が感染したとみられている。また、ワクチン接種済みの高齢者7人が感染した。
県教育局によると、南部と北部地区の県立学校で児童生徒計2人の感染が分かった。
県は「緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出自粛などの感染対策に取り組むようお願いしたい」と話した。
また、県は8月1日のさいたま市の発表分に1件の取り下げがあったと訂正した。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90歳以上の男女211人。200人超えは4回目で累計1万人に達した。中等症は3人。60代女性は市保健福祉局監査指導課の職員。10歳未満の園児5人と20、40代の職員4人の計9人が陽性だったとして、市は南区の認可保育施設をクラスター(感染者集団)と認定した。名称は非公表。7月30日までに4人の感染が分かり、濃厚接触者18人への検査で判明した。現在残りの11人が検査予定。そのほかのクラスター関連では、市内学習塾で新たに生徒1人の感染が分かり、陽性者は計17人となった。
川口市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女80人。うち1人は市役所都市整備部の50代男性職員。ほかに市立保育園の園児2人の感染が分かり、検査のため3日から臨時休園になった。市保育運営課は「できるだけ早く再開したい」としている。
川越市によると、感染が判明したのは10歳未満~70代の男女35人。越谷市によると、感染が判明したのは10~60代の男女50人。