深谷署は3日、強盗の疑いで、深谷市に住む高校生の少年（15）と中学生の少年（15）を逮捕した。市内では同様の事件が数件発生。少年らは関与をほのめかしており、同署で調べている。

　逮捕容疑は7月31日午前0時半ごろから午前1時ごろまでの間、深谷市萱場の路上で、自転車で帰宅していた大学生の男性（21）に殴る蹴るなどの暴行を加え、現金約5千円などが入ったリュックサックを奪った疑い。

　同署によると、少年らは男性の前方に立ちふさがり、「危ないだろ」などと因縁をつけて脅迫した。男性は胸や腹を殴られるなどしたが、けがはなかった。少年2人は地元の友人で、男性とは面識がないという。男性が同日午前7時51分ごろ、深谷署に通報。付近の防犯カメラなどから、少年2人の関与が浮上した。高校生の少年の自宅からは男性のキャッシュカードなどが見つかったという。

　同署は共犯事件で捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。