懲戒処分…部下に足蹴りや威圧的な言動 40歳の3等陸佐を停職7か月 陸自朝霞駐屯地 訓練中に暴行や事務室で暴言、バインダーで机たたく 「部下の態度に腹が立った」と話す
2024/07/30/07:47
陸上自衛隊朝霞駐屯地は29日、部下の隊員に足蹴りなどの暴行を加えたり、暴言を伴う威圧的な言動を繰り返していたとして、同駐屯地陸上総隊司令部所属の3等陸佐男性(40)を停職7カ月の懲戒処分にしたと発表した。
同総隊司令部によると、3等陸佐は2020年8月2日と同年10月3日、東北や甲信越管内の演習場で訓練中、部下隊員1人に対して、足蹴りしたり、鉄帽の上から頭を手でたたくなどの暴行を加え、精神疾患を発症させたほか、同年8月ごろから同11月ごろまでの間、関東圏内の事務室などで、部下隊員ら数人に対して、「ばか」などと暴言を吐いた上、バインダーで机をたたくなど威圧的な言動を繰り返した。
3等陸佐は20年11月以降、所属していた別の部隊から陸上総隊司令部に異動。暴行を受けた部下隊員から報告を受けた同隊員の父親が20年、所属部隊に通報。同年8月から4カ月にわたり、部下数人に対してパワーハラスメントを繰り返していたことが分かった。
3等陸佐は「部下の態度に腹が立った」と話しているという。