埼玉新聞

 

熊谷で40・0度記録 今年一番の暑さ 百貨店前の大温度計で記念撮影する人も 熱中症で94人搬送、半数以上が高齢者

  • 最高気温40・0度が表示された八木橋百貨店の大温度計=29日午後2時45分ごろ、熊谷市仲町

    最高気温40・0度が表示された八木橋百貨店の大温度計=29日午後2時45分ごろ、熊谷市仲町

  • 最高気温40・0度が表示された八木橋百貨店の大温度計=29日午後2時45分ごろ、熊谷市仲町

 県内は29日、高気圧に覆われた影響で気温が各地で上昇。熊谷地方気象台によると、最高気温は熊谷市で40・0度、鳩山町で39・9度を観測するなど、県内の観測地点8カ所のうち、所沢市を除く7カ所で今年一番の暑さとなった。

 熊谷市仲町の八木橋百貨店にある大温度計では、最高気温40・0度の表示を記念撮影する人の姿も相次いだ。同店営業推進販促・企画シニアアドバイザーの宮地豊さん(62)は「国内最高気温の41・1度を観測した2018年よりも暑く感じていて、これまでに経験したことのない暑さ」と話していた。

 県内各地の最高気温は寄居で39・6度、久喜39・1度、秩父38・5度、さいたま38・7度、越谷39・4度だった。

■熱中症で94人搬送、重症は3人

 県消防課によると、熱中症と熱中症の疑いで、29日(午後4時時点)は94人が救急搬送された。

 搬送者の内訳は男性56人、女性38人。半数以上の63人が65歳以上の高齢者だった。3週間以上の入院加療を必要とする重症は3人、短期入院が必要な中等症は31人に上った。

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