国内で4日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者が1万4207人となり、過去最多を更新した。埼玉の1200人や東京の4166人など14都府県で最多となった。関東ではインドに由来するデルタ株の割合が9割に達したと推定される。

　新型コロナウイルスの感染者が4日、埼玉県内では1200人確認され、2日連続で過去最多を更新するとともに、県の累計感染者数は6万人を超えた。変異株感染者は7月26～8月1日の1週間で1575人が確認され、県感染症対策課は「新規感染者はほぼデルタ株（インド由来の変異株）の感染者と推測される」との見解を示した。

　4日に県管轄で詳細が判明した605人のうち、年代別では20代が183人と最も多く、ワクチン接種が進んだ60～90代は50人にとどまった。同課は「ワクチンの効果はあったが、デルタ株感染と人流が増えている」と分析し、「引き続き感染リスクの高い行動を控えてほしい」としている。