<新型コロナ>さいたま市の感染者、爆発的に増加…前週の3倍超 入院増加で一般医療への影響懸念
2021/08/06/00:00
さいたま市の清水勇人市長は5日の定例会見で、新型コロナウイルスの感染が爆発的に増加しているとして、「これまでにない非常に強い危機感を持っている。入院患者の増加が続くと、一般医療への影響が増えると強く懸念している。帰省や旅行など県境をまたぐ移動を極力控え、家族以外の人との会食を避けてほしい」と呼び掛けた。
市保健所によると、市内居住者の感染者は3日現在、計1万1260人。先週1週間の新規感染者は1145人で、初めて千人を超え、前の週の3倍を超えた。清水市長は感染状況を踏まえ、保健所の体制強化を表明。看護師の資格を持つ職員2人を含む12人の職員を新たに配置して、約100人体制になるという。
東京五輪の開催が感染拡大に影響したかについて、清水市長は「人流の増加は開幕前から始まり、無観客開催のため大きな影響はない」とした。間接的な影響の有無を問われ、「つながっている側面もないわけではないが、家庭で見ている人もいるので、プラス面とマイナス面と両方がある」とも述べた。