ポラスグループでアパート、マンションなどを中心に手掛けるポラスグランテック（越谷市）は、さいたま市緑区内の浦和美園駅近辺にガレージ付き賃貸住宅を完成させる。8月中を予定しており、コロナ禍で都内からの移住が増える中、物件数が少ないガレージに特化した住宅で需要に応える。

　建物には軽量鉄骨を使用することで、柱の削減と耐久性を両立。同じ面積で木造よりも広い空間を確保することができ、ガレージの駐車可能面積は29・5平方メートル。一般的な乗用車と軽自動車であれば横並びで駐車することができる。床は防じん塗装が施され、水道や換気扇、さらに通常電源と電気自動車充電用の200ボルト充電源を完備している。

　入居者の想定は、30～40代を中心に1部屋当たり単身～2人。7月上旬の入居者募集からすでに4部屋中2部屋で入居者が決定しており、問い合わせも多いという。担当者は「県内にもこのような住居の需要はあるが、物件数自体は少ないと感じている。これを機にさらに付加価値のある住宅を提案していく」と話した。