不良グループの会社員女ら2人、女子高生に殴る蹴る…“特攻服”がなくなり深夜騒ぎ 数人の前に呼ばれ、暴行された15歳…父が警察に連絡「娘が帰らない」 土下座させた2人「どんなに大事か分かってるのか」
2024/07/31/09:20
埼玉県警少年課と大宮東署の合同捜査班は30日、傷害と強要の疑いで、さいたま市中央区本町西6丁目、会社員の女(20)と同市緑区の無職少女(17)を逮捕した。
逮捕容疑は2人が共謀の上、6月16日午後11時35分~17日午前0時50分ごろ、同市見沼区の路上で同区に住む女子高校生=当時(15)=に殴る蹴るの暴行を加え、顔に2週間のけがを負わせた上、土下座を強要した疑い。県警は共犯事件のため、認否を明らかにしていない。
同課によると、女らは少年非行グループの関係者やメンバーで、被害者の高校生が保管していた知人男性の特攻服が所在不明になったことに憤慨。知人を通じ、高校生を複数人の男女がいる場に呼び出し「どんなに大事か分かってる」「いくらかかっているか知っているのか」などと言って暴行した上、土下座で謝罪させた。
17日午前0時45分、父親が同署に「娘が帰ってこない」と相談し、高校生が父親に「殴られ、蹴られた」と電話した。高校生への聞き取りや防犯カメラの映像などから女らの犯行を特定した。