息子も尊敬!不安な様子の客、やはり…催促メールと聞いたコンビニ店員、自分のスマホで調べ詐欺防ぐ
2021/08/08/00:00
武南署は特殊詐欺被害を未然に防いだとして、セブンイレブン東川口店の店員、船津麻由さん(38)に感謝状を贈った。
同署によると、7月16日、80代の男性客が電子マネー15万円分を購入。不審に思った船津さんが購入理由を聞いたところ、男性は「支払い催促のメールが来て、電子マネーを買って電話するように言われた」と話した。
船津さんは男性からメールにある電話番号を教えてもらい、自分のスマホを使いインターネットで調べると「その番号は特殊詐欺グループのもの」と分り、店長に連絡。店長が110番し、被害を未然に防止した。
江田浩之署長(54)は「詐欺事件では、被害者の周りに悲しむ人がいっぱいいる。その人たちも救ってくれた。ありがとうございます」と話し、船津さんに感謝状を手渡した。
船津さんは「男性が不安がっている様子が見えたので『大丈夫ですか』と聞いてみた。すると男性が『どうすればいいのか』と話したので、やっぱりと思った…」と振り返った。母に付き添った息子の戸塚東小5年生の祐翔君(10)は「母さんは事件を防いですごいと思った。尊敬する」と語った。