埼玉新聞

 

興梠が引退決断 取れなかったタイトル 浦和の監督になって取りに行くと宣言 恩師のペトロビッチ元浦和監督を目指す

  • 晴れやかな表情で引退会見を行った興梠=31日午後、埼玉スタジアム

    晴れやかな表情で引退会見を行った興梠=31日午後、埼玉スタジアム

  • 晴れやかな表情で引退会見を行った興梠=31日午後、埼玉スタジアム

 浦和のFW興梠慎三(38)は31日、埼玉スタジアムで会見を行い今季限りでの現役引退を発表した。興梠は「自分の力でチームを勝たせることができなくなった」と決断の理由を話した。

 興梠は2005年に鵬翔高(宮崎)から鹿島に入団。13年から浦和に加入すると攻撃の中心選手として活躍。在籍11年間で公式戦156得点。プロ生活20年間で積み上げた得点は公式戦232得点を記録してきた(7月30日現在)。

 多くのゴールを奪ってきたが、一番印象的な得点を問われると「全部が自分の中では貴重なゴールだった」と一つには絞れないと回答した。浦和に入団して良かったことは「厳しいチームに来られ、そこでたくさんのゴールを決められたことがうれしい」と回想しながら振り返った。

 引退後のビジョンについては「浦和の監督になって、自分が(浦和で)取れなかったJリーグタイトルを取りにいきます」と堂々と宣言。恩師だと話す札幌のペトロビッチ監督(元浦和監督)のような指揮官を目指すと語った。

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