埼玉新聞

 

<新型コロナ>このままでは埼玉の重症病床いっぱいに…医療機関に確保要請 重症者数19日に上回る推計で

  • 埼玉の重症病床、増へ

 県は10日、新型コロナウイルス感染者の急増に伴い、陽性患者向けの病床を31床増の1716床体制とし、このうち重症病床を46床増の211床確保するよう県内医療機関に要請した。現在確保している重症病床165床を、19日に重症者数が上回ることが推計されたため、基準を「フェーズ4(ピーク期)」から「感染者急増時」に引き上げる。

 県医療整備課によると、新たに7病院が病床を確保、県内104病院で陽性患者の入院が可能になる予定。重症病床の増加に伴い、中等症・軽症病床は15床減の1505床に移行する。

 10日時点で重症患者の推計増加率は6・3%で、22日には211人になることが見込まれている。同課の担当者は「(病院には)19日を目安に確保をお願いする」とし、「入院基準の変更などで、病床を重症病床に移行していく」と説明した。

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