埼玉新聞

 

<統一地方選>さいたま市議選・北区、自民新人の川崎氏が初当選 8年ぶり選挙戦、新人勝利

  • 初当選が決まり、支援者と握手する川崎照正氏=7日午後11時5分、さいたま市北区の事務所

 前回は無投票だったため、今回は8年ぶりの選挙戦。定数7に対して10人が立候補する中、自民新人の川崎照正氏(61)が初当選を果たした。

 県議選にくら替えした関根信明氏の後継として出馬した川崎氏。選挙戦では元さいたま市職員を37年間務め、水道局長や北区くらし応援室長を歴任した実績を広くアピール。

 地元の日進町生まれ、日進町育ちの強みを生かし、日進七夕通りの電線地中化工事の推進や地元商店街の活性化など、地域に根差した政策を訴えて、支持を拡大していった。

 選挙期間中は区内を積極的に回り、有権者の声を市政に届ける決意を訴え続けた。

 北区日進町3丁目にある川崎氏の事務所には大勢の支援者などが訪れ、初当選の一報が入ると、大きな歓声と拍手が起こった。

 川崎氏は「新しい立場になるが市職員として培った37年間の経験をもとにさいたま市の発展に新しい風を吹き込みたい。防犯強化など地域の諸課題の解決にも全力を尽くす」と初当選の喜びを表した。

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