戸惑っていた客…気になった銀行員が声かける 客から「ファイナンス」「SMS」「FX」という言葉が出てきたので通報 次々に詐欺阻止し称賛
2024/08/03/18:10
特殊詐欺を未然防止したとして埼玉県警東松山署は、同市にある埼玉りそな銀行東松山支店営業課マネージャー吉井遥さん、窓口担当の池田聡子さんの2人と、武蔵野銀行東松山支店営業担当の廣幡ひなさんに感謝状を贈呈した。
同署によると、埼玉りそな銀行の吉井さんと池田さんは2月14日午後2時50分ごろ、来店した高齢男性から「70万円を振り込みたい」との申し出を受け、振り込み先や理由を聞くと「FX投資でもうかるから、今日中に振り込まないといけない」などと話したので詐欺を疑い、同署にホットライン通報するなどして、詐欺被害を未然に防いだ。
武蔵野銀行の廣幡さんは4月3日午後3時ごろ、来店した滑川町の高齢男性がATMの操作に戸惑っている様子で、操作理由などを確認したところ、「ファイナンス」「SMS」などと、架空料金請求詐欺で使われている言葉が出たことから、同署にホットライン通報するなどして詐欺被害を未然に防いだ。前田真一署長から感謝状を手渡された3人は「お客さまが詐欺被害に遭わなくて良かったです」などと話していた。