埼玉新聞

 

イライラ解消にやった…駐輪のバイクに放火、容疑の男逮捕 近隣では他にも不審火、関連を捜査/埼玉県警

  • 駐輪のバイクに放火した容疑、男を再逮捕=東松山市

 バイク1台に火を付けてアパートの一部を焼損させたとして、県警捜査1課と東松山署は14日、現住建造物等放火の疑いで、東松山市柏崎、介護職員の男(29)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は7月17日午前1時半ごろ、東松山市若松町2丁目のアパート敷地内に駐輪されていたバイク1台(約54万円相当)にライターで火を付けて全焼させ、アパートに燃え移らせて壁など約7・6平方メートルを焼損させた疑い。容疑を認め、「イライラを解消するためにやった」と供述しているという。

 同課によると、周辺では5月9日と6月10日にのぼり旗1本ずつが燃やされる事件が発生。県警は防犯カメラを設置するなどして捜査していたところ、7月17日午前1時半ごろに同じ場所でポスターとのぼり旗が燃やされ、直後に約75メートル離れたアパートでバイクが燃やされた。

 防犯カメラの映像や現場に残された自転車の捜査などから、男の関与が浮上。県警は今月4日、ポスターなどを燃やした器物損壊容疑で逮捕し、その後の供述などからバイクを燃やした犯行を特定した。

 男の自宅と現場のアパートは約50メートルの距離という。犯行に使用した自転車は盗まれたものだった。

 近隣では他にも不審火が数件あり、県警が関連を調べている。

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