埼玉新聞

 

飲みやすさ追求、一本一本こだわった逸品に 埼玉・秩父の矢尾本店が3種の地酒 家飲みサイズで限定販売

  • 秩父錦クラフト酒3種を紹介する矢尾本店の豊田哲也取締役=秩父市別所

 緊急事態宣言中は自宅でお酒を楽しんでもらおうと、秩父市別所の矢尾本店は、秩父錦クラフト酒3種「辛口純米・山田錦」「白麹純米吟醸・原酒」「純米吟醸・雄町」を、各1500本限定で販売している。飲食店での酒類提供が停止され、厳しい状況が続く酒屋を盛り上げるため、家飲みサイズの720ミリリットルに統一した。

 山田錦(税込1650円)は、大吟醸クラスの兵庫県産山田錦を仕込み総米650キログラム以下、箱麹で手作り醸造し、辛口純米に仕上げた。原酒(同1760円)は、秩父産キヌヒカリと白麹を合わせ、低アルコールで飲みやすさを追求した。雄町(同1980円)は、酒造が難しい岡山県産雄町の米をあえて使用。真っすぐな味の中に酸を加えた。

 同社取締役の豊田哲也さん(62)は「3種とも味わい深く、一本一本こだわり抜いて醸した逸品。宣言中は自宅でゆっくりお酒を楽しんでほしい」と話している。

 秩父錦クラフト酒3種は秩父地域の酒屋や道の駅、矢尾百貨店(秩父市上町)などで販売している。

 問い合わせは、矢尾本店(電話0494・22・8787)へ。

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