緊急事態宣言で自粛生活が続く中、地域に元気と笑顔を届けようと、長瀞町は15日、「ながとろエール花火」を岩田総合グラウンド（長瀞町岩田）と蓬莱島公園（同井戸）の2カ所で打ち上げた。

　毎年15日は、長瀞の夏の風物詩「長瀞船玉まつり」が観光スポットの岩畳周辺で行われている。新型コロナウイルスの影響で、花火大会、万灯船の運行、灯篭流しの行事が2年連続で中止になった。一日も早い感染症の収束と、困難な状況が続く花火業者らへの応援を込めて、船玉まつり実行委員会が花火の打ち上げを計画した。

　午後7時半から5分間にわたり、スターマインなどの花火、2カ所で計約320発を打ち上げ、住民を楽しませた。