埼玉新聞

 

母死亡…殴った息子逮捕 日曜の午後、自宅で同居の母に暴行 父親が110番し、駆け付けた警察官が現行犯逮捕 母親は意識ない状態で搬送、2日後に死亡 「母親が金を使い込み、怒り抑えられず」と話す44歳

  • 【地図】入間市

    母親に暴行した容疑の息子を送検=狭山署

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 埼玉県警狭山署は6日までに、自宅で母親に暴行を加え、けがを負わせたとして傷害容疑で、入間市野田、自称派遣社員の男(44)を現行犯逮捕し、さいたま地検川越支部に送検した。

 送検容疑は4日午後3時15分ごろ、同居する母親(75)の頭や顔を数回殴るなどの暴行を加えた疑い。母親は同日、病院に搬送されたが、2日後の6日午前6時20分ごろ、死亡が確認された。

 同署によると、男は父親(76)と母親の3人暮らし。4日午後3時18分ごろ、父親から「息子が母親に暴力を振るった」などと110番があった。同署員と救急隊が駆け付けた際、母親が頭にけがを負って意識がない状態だった。自宅にいた男に事情を聴いたところ、犯行を認めたため、傷害容疑で現行犯逮捕した。

 同署は母親の遺体を司法解剖し、詳しい死因と暴行の因果関係を調べる。調べに対して、男は「母親が私のお金を使い込み、借金を負うことになったが、いつまでも返済されず、怒りを抑えられず殴った」と供述しているという。

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