埼玉新聞

 

水しぶき上げ、ニジマスのつかみ取りに挑戦 保育園のプールで園児ら 魚の切り身しか知らない子も多い…「おいしく食べて命頂く実感を」

  • ニジマスのつかみ取りに歓声を上げる園児ら。右は江守さん=熊谷市中奈良の奈良保育園

    ニジマスのつかみ取りに歓声を上げる園児ら。右は江守さん=熊谷市中奈良の奈良保育園

  • ニジマスのつかみ取りに歓声を上げる園児ら。右は江守さん=熊谷市中奈良の奈良保育園

 熊谷市中奈良の奈良保育園(高田佐知子園長)で、サマースクールが開かれ、園児らが「ニジマスのつかみ取り」に挑戦した。プールの中には40匹のニジマスが放たれ、園児らは追いかけながら、水しぶきと大歓声を上げていた。

 ニジマスは「熊谷市ムサシトミヨをまもる会」の江守和枝会長が「川魚を子どもたちに知ってもらいたい」と寄付。今年で5年目となる。江守さんは「今は、魚の切り身しか知らない子どもたちも多い。おいしく食べて命を頂くことを実感してほしい」と話していた。

 高橋はなさん(5)は、「魚がぬるぬるして難しかったけどかわいかった」とにっこり。同園の園児らは、世界で熊谷にしか生息しない絶滅危惧種の「ムサシトミヨ」のことも学んでいる。

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