男児が骨折し手術…教諭の腕から抜け落ちる 特別支援学校すぐ緊急搬送せず 当初「階段から落ちた」と説明
2021/08/20/00:00
県立草加かがやき特別支援学校に通う男子児童が校内でけがをしたとして、いじめ問題などへの相談や支援を行う市民団体「PrоtectChildren―えいえん乃えがお」の森田志歩代表は19日、県教育委員会で事故調査に関して協議したと発表した。県教育局は6月に調査委を設置、初回の事故調査を9月18日に行う予定。
同校の報告によると、昨年11月9日、寝そべった男子児童を担任の男性教諭が起こそうとしたところ、腕から抜け落ちて転倒。昇降口から教室前まで計3回転倒し、左足を2カ所骨折した。男子児童は2回の手術を受け、現在も治療を続けている。
母親は最初の担任からの電話では「階段から落ちた」とし、すぐに緊急搬送されなかったことなどから、同学校に詳しい説明を求めている。同局特別支援教育課は「保護者に納得いただけるよう調査を行い、再発防止に努める」と話した。