埼玉新聞

 

最高の「彩玉」そろった!糖度高くみずみずしいブランド梨、埼玉・鴻巣で品評会「ぜひ味わって」

  • 品評会に出品された県のブランド梨「彩玉」=20日午前、鴻巣市の県種苗センター

 県のブランド梨「彩玉(さいぎょく)」の今年の共進会(品評会)が20日、鴻巣市の県種苗センターで行われ、蓮田市の萩原和夫さん(平野梨出荷組合)が最高賞の知事賞に選ばれた。

 彩玉は県農業技術センターで育成した県独自の品種。「新高(にいたか)」と「豊水(ほうすい)」を交配し、2005年に品種登録され、栽培は現在、県内生産者に限定されている。

 みずみずしく、甘く、酸味が少ないのが特徴。袋をかけず陽の光を当てて糖度を上げる(13~14度)という。大玉で中には1玉1キログラムを超えるものもある。天候の影響で今年の収穫期は1週間程度早まり8月中旬から9月上旬。19日には久喜市梨組合が知事を表敬訪問し、彩玉をPRした。

 審査には46品が出品され、品質や形状の確認ほか、糖度測定が行われた。

 県果実連合会の加藤幸雄会長は「雨や猛暑があったが、今年は糖度が高く、みずみずしい最高の彩玉がそろった。ぜひ皆さんに味わっていただきたい」と話した。

 彩玉は県内梨園やJA直売所などで販売。県の農産物ポータルサイト「SAITAMAわっしょい」で購入できる場所などを掲載している。

 主な受賞者は以下の通り(敬称略)。

 知事賞=萩原和夫(蓮田)▽県議会議長賞=尾野幸子(菖蒲)▽県農林部長賞=吉岡昭代(蓮田)▽県農業技術研究センター所長賞=鈴木昭二(騎西)▽全農埼玉県本部運営委員会会長賞=荒井肇(白岡)▽県果実連合会会長賞=稲葉忍(菖蒲)

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