20代男女54人が食中毒、定食を食べて…埼玉県消防学校の食堂 ウエルシュ菌を検出、営業停止に
2021/08/23/00:00
県は22日、鴻巣市の県消防学校の食堂でウエルシュ菌による食中毒が発生したとして、22~24日まで3日間の営業停止処分にしたと発表した。営業者の給食事業会社イートランド(本社・宇都宮市)は、18日から食堂の営業を自粛している。
食品安全課によると、17日の午後6時半から、食堂の定食などを飲食した105人のうち、学生の20代男女54人が腹痛や下痢などを発症。うち6人は18日に医療機関を受診し、同日に学校関係者から「学生複数名が今朝から体調不良」と連絡があった。鴻巣市保健所が調査したところ、患者25人からウエルシュ菌が検出され、患者が共通で飲食した場所が限られることなどから、同食堂で提供された食事が原因と判断した。全員快方に向かっているという。