埼玉新聞

 

多発するバイク死亡事故防ごう!人気女性ライダー、キャンペーン隊長に 埼玉・小鹿野で安全運転を呼び掛け

  • 二輪運転手に交通安全の徹底を呼び掛けるアッキーさん(中央)ら=21日午前11時ごろ、小鹿野町般若の「小鹿野バイクの森」

 多発する二輪車の交通死亡事故を防ごうと、県警は21日、バイクの日(8月19日)に合わせて、二輪車事故防止啓発活動を実施。一日キャンペーン隊長を務めた人気女性ライダーのアッキーさんと、小鹿野町般若の「小鹿野バイクの森」でオリジナル啓発品を配布し、二輪運転手に交通ルールとマナー順守を呼び掛けた。

 アッキーさんは、動画投稿サイト「ユーチューブ」で、3密を回避しながらオートバイの走行を楽しむ動画などを投稿し、人気を集めている。今年4月に「埼玉県警察交通安全サポーター」に就任し、県警のユーチューブ公式チャンネルなどを通じて、二輪運転手に安全運転の意識付けを行っている。

 キャンペーンには、県警交通総務課や飯能、秩父、小鹿野署員ら計約50人が参加。アッキーさんのイラストが入った交通安全ステッカーなどの啓発品約千部を二輪運転手に配布した。新型コロナウイルス感染症防止のため、来場者は乗車したまま、特設エリアで順番に啓発品を受け取った。

 同課によると、8月19日現在の県内の二輪車乗用中死者数は、前年より6人少ない12人。そのうち半数以上は、体を保護するプロテクターを非着用だったという。

 キャンペーン隊長の就任式で、アッキーさんは「これからも警察の方と協力しながら、プロテクターとヘルメットの顎ひも着用の徹底を呼び掛けていきたい」と話していた。

 二輪車事故防止啓発活動に合わせ、秩父署は21日午前8時半~翌午前8時半の24時間態勢で、同署管内全域の交通取り締まりを行った。県警交通機動隊員も加わり、計18人で実施。白バイを最大限に活用した警戒走行で、速度超過など計30件の道交法違反事案を検挙した。

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