埼玉新聞

 

川口マンション爆発 44歳男を再逮捕 「自殺しようと思ってガスのパイプをいじってガスを出した」と話す 爆発の影響で男女8人けが、建物19棟や車両66台に被害

  • 爆発のあった現場=7月18日夜、川口市

    爆発のあった現場=7月18日夜、川口市

  • 爆発のあった現場=7月18日夜、川口市

 川口市内で7月18日、マンションの一室が爆発した事件で、県警捜査1課と川口署は8日、激発物破裂の疑いで、中国籍の会社員男(44)=川口市並木2丁目=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は7月18日午後8時25分ごろ、故意に自宅マンションの居室内にガスを充満させ、いずれかの方法で引火させて爆発させ、マンションを損壊した疑い。「間違いありません」と容疑を認めているという。県警は自殺を図ろうとしたとみて調べている。

 捜査1課によると、男は「自殺しようと思ってガスのパイプをいじってガスを出した」などと供述。居室内のガス配管を破損してガスを漏出させたとみられる。男は爆発で手や顔にやけどを負い搬送されたが軽傷で、搬送先の病院敷地内で暴れたとして、同日夜に公務執行妨害と傷害の疑いで逮捕されていた。

 爆発の影響で、近隣住民や通行人ら20~60代の男女8人が打撲や挫創などのけがを負ったが、いずれも軽傷だった。ガラスやコンクリート片は、最大150メートル飛散。爆発現場を中心に半径150メートルの範囲で、建物19棟や車両やバイク、自転車など66台が損壊するなどの被害が確認された。

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