学生8人死亡、期末テスト中に…間一髪で生き延びた女性「人生180度変わった」 奇襲かける爆撃機の記憶
2021/08/24/00:00
太平洋戦争末期、杉戸町でも2度の空襲があった。5月25日、米軍爆撃機B29による北蓮沼・大塚地区への焼夷(しょうい)弾の投下で、民家7軒と小学校、寺院が被災し、十数人の死傷者が出た。7月10日にはグラマン爆撃機が県立杉戸高等家政女学校を奇襲し、期末試験を受けるため登校した女学生ら8人が爆弾で命を落としている。最初の空襲を間一髪で生き延びた体験者は「一夜にして人生が百八十度変わった」と語る。