米兵から性犯罪を受けた被害者で、東京都在住のオーストラリア人キャサリン・フィッシャーさんが9日、沖縄県庁で記者会見を開き、県内で相次いで発覚した米兵の性的暴行事件に対して「米軍は被害者にきちんと謝罪するべきだ」と訴えた。事件を根絶するためには、米軍に特権的地位を認める日米地位協定の改定が必要だと強調した。
フィッシャーさんによると、2002年に神奈川県横須賀市で米兵から性的暴行を受けた。横浜地検が米兵を不起訴としたため、損害賠償を求めて民事訴訟を起こし、勝訴した。
記者会見では「米兵による新たな事件を生まないためにも、地位協定を見直さないといけない」と語った。