奈良教育大と奈良女子大を運営する奈良国立大学機構は9日までに、学生に対し性的な内容の手紙を送るなどのセクハラをしたとして、奈良教育大の60代男性教授を停職2カ月の懲戒処分にした。8日付。
機構によると、教授は指導していた20代の元学生に対し、在学時から昨年7月まで数年間にわたり性的な内容を含む書籍や手紙を送付。昨年10月ごろには、元学生の友人の住所を不正に取得し、元学生の個人情報を記した手紙を郵送していた。
大学側は昨年夏以降、既に卒業していた2人から相談を受け、調査した。教授は事実を認めたが「嫌がらせの意図はなかった」などと説明しているという。