国土交通省は9日、自動車のナンバープレートに取り付ける「封印」を巡り、使用済みのものを再利用するなどの不正があったとして、北海道など3道県のトヨタ自動車系販売会社4社の封印取り付け業務委託を解除したと発表した。不適切な取り扱いが確認された日産自動車やダイハツ工業系を含む16都府県の販売会社24社への業務委託も半年間停止する。
旭川トヨタ自動車(北海道旭川市)で不正が発覚したことを受け、国交省が4月、業務を受託していた全国の約2500事業者を調査していた。
国交省によると、封印は後部プレートの左上の留め具にかぶせるキャップ。道路運送車両法で取り付けを義務付けている。