JR九州高速船は9日、博多港(福岡市)―韓国・釜山間を往復する高速船「クイーンビートル」を13日から当面運休すると発表した。国土交通省の監査で「輸送の安全確保に重大な問題がある」と指摘を受けたため。船体の浸水データ改ざんや、浸水を検知するセンサーの位置が不適切だった可能性がある。
親会社のJR九州は事態を重くみており、13日に高速船の経営陣を交代させる方針。
国交省によると、運航管理体制に問題がないか確認するため、JR九州高速船に今月6~7日、立ち入り監査した。
クイーンビートルは昨年2月、運航中に船首から浸水するトラブルを起こした。