埼玉新聞

 

使用禁止…トイレの便器に異変、配管が消える 被害額は4万円、土手に設置された公衆トイレ2カ所 誰が持ち去った…復旧工事へ 以前も多目的トイレで配管なくなり、被害額は十数万円に

  • 【地図】富士見市

    公衆トイレ2カ所の配管など盗まれる=富士見市

  • 【地図】富士見市

 富士見市は9日、同市東大久保の1級河川「びん沼川」沿いの土手に設置している公衆トイレ2カ所から、便器の配管2本が盗難の被害に遭ったと発表した。

 市都市計画課によると、盗難被害に遭ったのは、市のびん沼自然公園から南側約500メートルの公衆トイレの個室便器のタンクの水位を調節するステンレス製オーバーフロー管(長さ約50センチ、直径約2センチ)と、同公園から北側約1キロの公衆トイレの個室便器のタンクと便器をつなぐステンレス製洗浄管(同約60センチ、同約5センチ)の2本で、被害額は計約4万円。

 7~8日の間に被害が判明した。5日正午ごろ、委託業者がトイレ清掃した際は異常がなかった。市は2カ所の公衆トイレを使用禁止にするとともに、9日、東入間署に盗難の被害届を提出した。

■川越では十数万円の被害

 川越市は6日、川越運動公園(同市下老袋)北側の屋外トイレで金属製の配管設備が盗まれる被害に遭ったと発表した。市は川越署に被害届を提出した。

 市によると、盗まれたのは多目的トイレ1基に設置されていた十字形の配管と、男子トイレの大便器2基に設置されていた配管、フラッシュバルブ。被害額は十数万円に上るとみられるという。

 5日午前8時ごろ、配管設備がなくなっていることにトイレの清掃作業員が気付き、同公園に連絡した。4日朝には異常はなかった。

 市は被害に遭ったトイレの使用を中止するとともに、近く復旧工事を行う。
 

ツイート シェア シェア