埼玉新聞

 

商業気球、9月にも成層圏へ 7月に高度20キロ到達

  •  7月の有人飛行実験で撮影されたキャビンと上空の様子=北海道上空(岩谷技研提供)

     7月の有人飛行実験で撮影されたキャビンと上空の様子=北海道上空(岩谷技研提供)

  •  7月の有人飛行実験で撮影されたキャビンと上空の様子=北海道上空(岩谷技研提供)

 気球を使った「宇宙遊覧」の実現を目指す北海道江別市のベンチャー企業「岩谷技研」は11日、一般客を乗せた成層圏への商業飛行を早ければ9月にも実施すると明らかにした。料金は約2400万円で、既に搭乗者は決まっているという。同社は先月17日、有人飛行実験で高度約20キロの成層圏に到達したと発表している。

 同社によると、計画では離陸から着陸まで約4時間で、高度18~25キロを遊覧する。安全確保のため、天候次第で延期するという。

 岩谷技研は2016年設立。20年から気球で地球と宇宙を眺めることが可能な有人宇宙遊覧プロジェクトに取り組んでいる。

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