【台北共同】自民党の石破茂元幹事長ら超党派の国会議員団は12日、台湾を訪問し、台北の総統府で蕭美琴副総統と会談した。台湾有事への危機感を共有し、日台間の連携深化を確認した。石破氏は9月の党総裁選への出馬意向を事実上表明しており、自身の外交政策に生かしたい考えだ。会談後、記者団に「中国の行動や能力を一番知る立場にある台湾との知見の共有は大事だ」と述べた。
訪問団は「日本の安全保障を考える議員の会」のメンバー6人。石破氏と、教育無償化を実現する会の前原誠司代表が共同団長を務め、自民の中谷元・元防衛相、立憲民主党の渡辺周元防衛副大臣らも参加した。