ベイシアがサバみそ缶詰、プライベートブランドで発売 マルコメの信州みそ使用、まろやかな味わいに
2021/08/28/00:00
スーパーチェーンのベイシア(前橋市)は9月1日、プライベートブランド(PB)の新缶詰商品「お魚屋さんの鯖味噌糀煮(さばみそこうじに)」を発売する。国内で水揚げされたサバをみそメーカーのマルコメ(長野市)の塩こうじと信州みそで味付けした。水産加工業の信田缶詰(千葉県銚子市)で製造。ベイシアマートを除く全店舗で扱う。価格は278円(税込み)だが、早期の支持拡大へ10月までは246円(同)で販売する。
旬といわれる時期(11~2月)に国内屈指の水揚げ量を誇る銚子漁港(千葉県銚子市)で水揚げされた寒サバ、マルコメの「プラス糀」シリーズの生塩こうじと信州みそを使った。生塩こうじを用いたことでサバ特有の臭みを抑えられ、素材の本来のうま味を引き出す、まろやかな味わいに仕上げることができたという。
ベイシアでは近年、完全養殖の「近大マグロ」などで知られる近畿大学(大阪府)などが手掛ける養殖魚を扱うなど水産物を強化している。新しい缶詰商品もその一環で、鮮魚だけでなく加工品領域でも支持拡大を図る方針。広報担当者は「健康志向と保存の両面を考慮して開発した。幅広いシーンで活用できると思う」と話している。