ふじみ野市は、地域経済の活性化を図り、新型コロナウイルス感染症の影響で苦境に直面する市内の事業者を支援しようと、市民1人当たり2千円の消費活性化クーポン券を支給することを決めた。2021年度一般会計補正予算案に約2億6千万円の予算を盛り込み、30日開会の9月議会に提案する。可決されれば、11月上旬から12月中旬に市内全世帯に同クーポン券を配布する。

　市によると、クーポン券は1人当たり2千円（500円券4枚）。1枚は大型店舗でも使用可能で、3枚は地元応援券として中小事業者に限定する。利用期間は12月20日から22年2月28日まで。支給対象者は8月1日現在、住民登録されている約11万4千500人（約5万3千世帯）。

　参加事業者は10月に募集し、事業者一覧とクーポン券を各世帯に配布する。