地元広島、不出馬惜しむ声 岸田首相、裏金問題に同情意見も
2024/08/14/18:09
岸田文雄首相が9月の自民党総裁選への不出馬を表明したことを受け、地元広島では退陣を惜しむ声が聞かれた。身を引く要因となった派閥裏金事件については、首相が直接の原因ではないとして、同情する意見も上がった。
「総裁選に出て続投してほしかった。残念でならない」。首相と30年以上の付き合いがある広島県議会の中本隆志議長は県庁で記者会見を開いた。裏金事件に首相自身は関わっておらず「問題が長引いたのは、身内の自民党議員があまりにも協力しなかったからだ」と不満をこぼした。
首相の後見役として知られる林正夫・元県議会議長も「党総裁として、愚痴もこぼさず対応し、よく辛抱した」とねぎらった。