埼玉新聞

 

母死亡…襲いかかった息子逮捕 早朝5時の自宅、ずっと殴り続けた疑い 3時間後に父が通報、搬送先で息を引き取る 姉2人も生活し5人暮らし 首も絞めたと認めた無職20歳、理由不明の不起訴に

  • 【地図】川越市

    男性を不起訴 母親への殺人未遂容疑で逮捕されていた=川越市

  • 【地図】川越市

 7月26日、川越市の自宅で母親(53)を殴り、首を絞めて殺害しようとしたとして、同27日に殺人未遂の疑いで川越署に逮捕されていた無職男性(20)について、さいたま地検は15日、罪名を暴行罪に切り替えた上で、不起訴処分とした。処分理由は明らかにしていない。

■「間違いない」容疑を認めていた(以下、初報記事)

 川越署は7月27日、同居の母親(53)を殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いで川越市、無職の息子(20)を逮捕した。母親は病院に搬送されたが、死亡が確認された。同署は司法解剖を行い死因を特定するとともに、容疑を殺人に切り替えることも視野に捜査している。

 逮捕容疑は26日午前5時ごろ、自宅内で母親の顔を拳で数回殴り、両手で首を絞めて殺害しようとした疑い。息子は「間違いない」と容疑を認めているという。

 同署によると26日午前7時50分ごろ、息子の父親から「自宅で妻が倒れている」と119番があった。その後、搬送先の病院が「自宅から搬送されてきた女性が、医師により死亡確認されたので検視をお願いします」と通報。同署が息子から事情を聴いた。母親の顔や体には複数の打撲痕があったという。息子は両親と姉2人の5人暮らしで、別居の兄もいる。同署が犯行の動機などを調べている。
 

ツイート シェア シェア