埼玉新聞

 

異変…携帯で話しながら、メモを取る女性が不自然 目の前にATMあり、心配した女性会社員が声かける…女性から携帯を受け取り、電話の主と会話 詐欺師だと確信し通報、寸前で被害阻止し称賛

  • 感謝状を受け取る吉本敏雄さんと大谷恵子さん(右から)

    感謝状を受け取る吉本敏雄さんと大谷恵子さん(右から)

  • 感謝状を受け取る吉本敏雄さんと大谷恵子さん(右から)

 特殊詐欺を未然に防いだとして、埼玉県警吉川署は三郷市の会社員大谷恵子さん(49)と三郷さつき郵便局の吉本敏雄さん(43)に感謝状を贈呈した。

 大谷さんは7月17日午後7時ごろ、三郷市内の金融機関自動現金預け払い機(ATM)で、携帯電話で話しながらメモを取る高齢女性を見かけ、特殊詐欺を疑った。女性に声をかけたところ様子が不自然だったため、電話を代わり相手と話し、警察に通報するなど対応した。

 吉本さんは7月23日午前11時40分ごろ、来局した高齢女性が息子のため高額の現金を引き出そうとしたため理由を確かめたところ、女性が特殊詐欺の被害に合っていると見破った。息子に直接連絡したところ、女性がだまされていたことが分かった。
 

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