ベルクで冷凍食品「みそポテト」販売開始、一部店舗で 秩父のコンビニ17店すでに先行発売
2021/09/03/00:00
自宅でも秩父の郷土料理を味わってもらおうと、秩父市栃谷のみそポテト本舗は、家庭向け冷凍食品「みそポテト」を開発し、地域密着型スーパー「ベルク」一部店舗での販売を開始した。
1973年創業のみそポテト本舗は、道の駅や観光地などで販売する業務用「みそポテト」を約40年間製造。2009年に県内のB級グルメ大会でグランプリを獲得した。コロナ禍の巣ごもり需要で冷凍食品の人気が高まっていることから、家庭で手軽に楽しんでもらおうと、新たな商品開発に取り組んだ。
新商品は250グラム(約10個)のポテトと特製みそダレが入っていて、ポテトを油で揚げたり電子レンジとトースターを使って調理し、タレをかけるだけ。レギュラー味(定番の甘みそ)とゆず味の2種類を用意した。希望小売価格はいずれも税込み429円。
4月から秩父地域のコンビニエンスストア17店舗で先行発売し、8月29日からはベルク秩父影森店、深谷稲荷町店、戸田中町店など県内計14店舗の他、関東圏内計6店舗のベルクでも販売が始まった。
みそポテト本舗は秩父市内に新工場を建設中で、11月に稼働する予定。同社の新井真専務(34)は「今後、ベルク全店で取り扱ってもらえるように生産体制を強化し、コロナ禍で秩父観光をできない人たちにも、地元のソウルフードを広めていきたい」と話していた。