埼玉新聞

 

<東京パラ>陸上女子100村岡桃佳が入賞 深谷出身 母校・正智深谷高の教諭、メールやりとり「誇りだ」

  • 女子100メートル(車いすT54)決勝で16秒71をマークして6位になり、笑顔を見せる村岡桃佳

 2018年平昌パラリンピックのアルペンスキーで5個のメダルを獲得した深谷市出身、村岡桃佳選手(24)=トヨタ自動車=が、陸上女子100メートル(車いすT54)に出場し6位に入賞した。母校の正智深谷高校=同市上野台=では競技当日の1日、加藤慎也校長(53)が在校生らに自宅のテレビで村岡選手を応援するようにメールで配信した。

 村岡選手を3年間担任した稲葉茂文教諭(45)は自宅のテレビで観戦。今まで培った力を100パーセント出せれば自分らしい走りができると応援してきた。「決勝に残れて安堵(あんど)する村岡選手の表情を見て救われた」と振り返る。2日午前には村岡選手から「応援ありがとうございます」とメールも届き、「堂々とした態度で大舞台に立つ教え子を誇りに思う」と胸を張った。

 冬に向けても「自身を大切にし、スポーツを思う存分やってほしい」とエールを送る。加藤校長も「ゴールドのメダルでそろえるぐらいのモチベーションで挑戦してほしい」と次の活躍も期待している。

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