核兵器廃絶を訴える署名を集め、スイス・ジュネーブの国連欧州本部に届ける「高校生平和大使」の出発式が18日、長崎市で開かれた。約1年間に全国で9万6428筆が集まり、長崎県立長崎東高2年の津田凜さん(16)は支援者らを前に「署名してくれた市民の皆さまの思いを届けたい」と抱負を語った。
今年は17都道府県の23人が大使に選ばれた。20日に国連軍縮部宛てに署名の一部と目録を提出する。式には長崎の2人が出席した。
県立長崎西高2年の大原悠佳さん(17)は署名提出の場でスピーチをする。「これまで出会った方々の思いを発信し、核廃絶の必要性を訴える」と力を込めた。