乳児の遺体を自宅に遺棄 容疑で26歳女逮捕 容疑認め、自分の子…目立つ外傷なくやや腐敗/埼玉・川越署
2021/09/04/00:00
川越市のアパートで新生児とみられる遺体が見つかった事件で、自宅に男の乳児の遺体を遺棄したとして、県警捜査1課と川越署は3日までに、死体遺棄の疑いで、川越市大塚2丁目、無職の女(26)を逮捕し、さいたま地検に送検した。「隠したことは間違いない」と容疑を認め、自分の子どもだと説明しているという。
県警は3日、60人体制の特別捜査班を設置。遺体を司法解剖して身元や死因の特定を進めるとともに、遺棄した動機や死亡の経緯を調べる。
逮捕、送検容疑は、いずれかの日時から2日午前9時ごろまでの間、自宅で乳児の遺体を遺棄した疑い。
同課によると、2日午前1時35分ごろ、警視庁から川越署に、「出産したかもしれない子どもの行方が分からない」と通報があり、捜査を開始。県警が同日午前9時ごろ、女方を訪れ、子どもの居場所を尋ねたところ、クローゼットの衣装ケース内を示したため、ケースを川越署に運んで中を確認した。
遺体はおよそ縦40センチ、横80センチ、高さ30センチのケース内に衣装などとともに遺棄されていた。目立った外傷はなく、やや腐敗していて、衣服は着ていなかったという。女は男性と同居していたとみられる。