宮内庁は19日、皇居内にある車馬課が管理する馬車庫内の休憩所で、18日夜に火災があったと発表した。けが人はおらず、馬も無事だった。保管している馬車に損傷もなかった。同庁や東京消防庁が出火原因を調べる。
宮内庁によると18日午後10時ごろ、火が出ていることに気付いた当直職員が、消防や皇宮警察に通報した。休憩所内のこんろなどが焼け、19日午前0時40分ごろに鎮火した。職員は「ボーンという音を聞いて現場に向かうと、火が出ていた」などと話している。
車馬課は、皇室の人々が使用する車や、儀式で使う馬などを管理する。火災があった馬車庫は宮内庁庁舎から約650m離れている。