トリチウム大半が検出下限値未満 福島第1原発3キロ圏の海水
2024/08/19/17:57
東京電力が昨年8月24日に福島第1原発処理水の海洋放出を始めた後、原発3キロ圏の海水に含まれる放射性物質トリチウムの濃度の迅速測定を1年で延べ1800回以上実施した結果、最大値は1リットル当たり29ベクレルで、世界保健機関(WHO)の飲料水基準1万ベクレルを大きく下回った。大半は検出できる下限値未満だった。専門家は「想定通りで、環境への影響はないことが確認された」と指摘する。