埼玉新聞

 

<東京パラ>バドミントン・鈴木が銀 地元、埼玉・越谷から喜びの声「子どもに良い目標」「お疲れさま」

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 鈴木選手の銀メダル獲得に、地元・越谷の関係者からも喜びとねぎらいの声が聞かれた。

 鈴木選手は小中学校時代、越谷ジュニアバドミントンクラブで健常者と一緒に汗を流した。当時、鈴木選手を指導した同クラブの池ノ谷一郎さん(73)は、「1度リタイアして復帰するのは大変なこと。よく頑張ったと思う」と教え子をねぎらった。クラブの練習時間と重なり、中継は見ることができなかったというが、「子どもたちに『おまえたちの先輩が決勝まで行ったぞ。おまえたちも頑張れ』と話をしたら、みんな喜んでいた。子どもたちにとって良い目標」とたたえた。

 同じく、同クラブで当時指導していた山本正行さん(65)は、決勝戦を外出先からネット中継で観戦。「金メダルを取れなかったのは残念だけど、お疲れさまと言いたい。バドミントンはまだまだマイナースポーツだけど、今回銀メダルを取ったことはバドミントンをプレーする人たちにとっても励みになる」と話した。

 越谷市も市役所に横断幕を掲げたり、鈴木選手がファンであるという市のキャラクター「ガーヤちゃん」のグッズを贈るなど応援。高橋努市長は「鈴木選手の活躍は市民に勇気と感動を与えてくれた。市民と共に心から祝福したい」とコメントした。

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