【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は20日、2004年9月に学校がイスラム武装勢力に占拠され、180人以上の児童を含む人質334人が死亡したロシア南部・北オセチア共和国ベスランの現場を訪問した。タス通信によると、プーチン氏が現場を訪れたのは発生から20年で初めて。学校跡地に整備された犠牲者の慰霊碑前で両脚をひざまずき献花した。
事件は04年9月1日の始業式の朝に発生。武装勢力が学校に乱入して千人以上を人質にし、南部チェチェン共和国からのロシア軍撤退を要求した。同3日に特殊部隊が突入し、多数の死傷者が出た。