埼玉新聞

 

JR宇都宮線で勘違い…電車の運転士、駅の停車位置を300メートル過ぎてしまう 車掌が非常ブレーキも、40人が降りられず…車両を後退させると、踏切が正常に動作しない恐れ ホームで待つ人らも乗れず

  • 【地図】久喜市

    JR栗橋駅でオーバーラン=久喜市

  • 【地図】久喜市

 20日午後0時15分ごろ、久喜市のJR栗橋駅で、宇都宮線熱海発宇都宮行き普通電車(15両編成)が停車位置を約300メートル過ぎて停車した。電車を後退させると踏切が正常に動作しなくなる恐れがあるため、次の古河駅まで運転した。乗客約200人にけがはなかった。

 JR東日本首都圏本部によると、運転士が栗橋駅を通過駅と勘違いしたのが原因。通過中に車掌が非常ブレーキをかけて停車させた。栗橋駅で降車予定の乗客約40人は古河駅で上り方面の電車に乗り換え、乗車予定だった約10人は後続の電車に乗車した。上下2本に最大約9分の遅れが出た。
 

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