埼玉新聞

 

7月訪日客、月間最多329万人 前年比41%増、中国2・5倍

  •  大勢の訪日客=7月、埼玉県川越市

     大勢の訪日客=7月、埼玉県川越市

  •  大勢の訪日客=7月、埼玉県川越市

 政府観光局は21日、7月に日本を訪れた外国人客は推計329万2500人だったと発表した。前年同月比では41・9%増加し、月間での最多を更新した。300万人超えは5カ月連続。円安が引き続き追い風で、夏休みシーズンとなったことも押し上げ要因となった。主な国・地域別では中国が約2・5倍の77万6500人で、前年最も多かった韓国を抜いてトップとなった。

 7月の訪日客数は新型コロナウイルス禍前の2019年同月と比べても10・1%増加。1~7月の累計は約2107万人で、過去最速で2千万人を突破した。ただ人手不足の影響から宿泊施設によっては急増する需要を十分取り込めなかったり、交通機関の混雑などオーバーツーリズム(観光公害)が起きたりするなど課題もある。

 7月の訪日客数を主な国・地域別に見ると、中国の次に多かったのは韓国で前年同月比20・9%増の75万7700人。次いで台湾が35・4%増の57万1700人、香港が29・0%増の27万9100人、米国が26・3%増の25万1200人の順だった。

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