埼玉新聞

 

文化財登録、導入は9府県どまり 伝統存続狙う保護制度、広がらず

  •  富山県の登録無形民俗文化財「お鍬様」(同県教育委員会提供)

     富山県の登録無形民俗文化財「お鍬様」(同県教育委員会提供)

  •  富山県の登録無形民俗文化財「お鍬様」(同県教育委員会提供)

 2022年改正の文化財保護法で法制化された自治体独自の文化財登録制度を設けている都道府県は9府県にとどまることが21日、共同通信の調査で分かった。人口減少で各地の伝統文化の存続が危ぶまれる中、制度を通じて地域で文化財を積極的に保護できるようにする狙いだが、必要な人手や財源が不足し、導入をためらう自治体がみられた。

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