クマに襲われ女性が死亡するなど人身被害が相次いだ「十和田八幡平国立公園」の一部エリアの入山規制を巡り、地元の青森市などは21日、安全を確認しながら段階的に規制解除することを決めた。まず登山者が多い大岳を目指すルートを9月中旬めどに解除し、その他の登山道も順次開放する方針だ。
青森市郊外の八甲田山系で6月、タケノコ採りに来ていた80代女性がクマに襲われ死亡。他にも人身被害が続き、同月から周辺への立ち入りを規制した。
その後、市が設置したわなにクマがかかり、捕獲されたことなどから、紅葉シーズンを前に規制解除を検討していた。